子どもが急に嘔吐したり、下痢をしていると
「これって保育園に行けるの?」と迷いますよね。
朝は元気そうに見えても、
途中で悪化しないか心配になる方も多いと思います。
この記事では、保育園看護師の視点から
嘔吐・下痢のときの登園の目安をやさしく解説します。
嘔吐・下痢だけでも保育園に行っていい?
嘔吐や下痢の症状がある場合は、基本的に無理をせずお休みすることが望ましいです。
特に嘔吐は、感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)の可能性もあり、
保育園では一気に感染が広がってしまうことがあります。
症状が落ち着き、食事や水分がしっかり摂れる状態になってからの登園が安心です。
登園できるか判断するポイント
- 嘔吐が止まっているか
- 下痢の回数が減っているか
- 水分がしっかり摂れているか
- いつも通りの食事がとれるか
- 元気があるか
- 発熱がないか
一度症状が落ち着いても、再び悪化することもあります。
1日様子を見てから登園を検討すると安心です。
0〜1歳頃の乳児は環境の変化のストレスで長期的にお腹がゆるくなる子もいます。
嘔吐がない場合、受診してお医者さんへ相談した上で、保育園に相談してみるとよいです。
あくまでも保育園ごとにルールがあるため、それに従うようにしてください。
こんな症状は要注意
- 何度も繰り返し吐く
- 水分がとれない
- ぐったりしている
- 血便が出る
- お腹の痛みが強い
- 半日以上おしっこが出ていない
これらの症状がある場合は、早めに受診が必要です。
感染症の可能性と保育園での広がり
嘔吐や下痢は、ノロウイルスやロタウイルスなど
感染力の強い病気が原因のことも多いです。
保育園では、おもちゃや手を介してあっという間に広がることもあります。
実際に、一人の嘔吐をきっかけにクラス全体に広がるケースも珍しくありません。
感染を広げないためにも、症状がある間は無理をせず
おうちで過ごすことが大切です。
保育園看護師の視点
保育園では、2回以上の下痢または嘔吐でお迎えをお願いすることが多いです。
1回目の嘔吐が大量でぐったりしている、熱が上がってきている、顔色が悪いなどのときは、1回でもお迎えをお願いすることもあります。
嘔吐があった場合はすぐに消毒や対応を行いますが、
完全に感染を防ぐことは難しいのが現状です。
①現場のリアル
食事中に気持ち悪さが酷くなって、嘔吐した子がいます!と呼ばれるパターンが経験上1番多いです。
すぐに保育士が他の子供達をその場から離し、換気して対応してくれていますが、
同じテーブルの子は特に、一度飛沫を受けている可能性もあり、
移ってしまうリスクが高まります。
嘔吐を起こしやすいと言われるインフルエンザB型が、嘔吐した子と一緒にテーブルを囲んで食事していた子供にだけ移った、ということも過去にありました。
②こんなことが子供はしんどい
嘔吐や下痢があると体力が落ちているため、
日中の活動に参加することが難しいお子さんも多くいます。
一見元気そうに見えても、急に嘔吐してしまうこともあり、
保育中も注意が必要な状態です。
また、家では嘔吐や下痢があったら食事も消化がよく食べやすいものにしてあげることができますが、
保育園では献立通りのおやつ、昼食が出ます。
嘔吐した翌日にカレーや揚げ物、ひじきの煮物など食物繊維が多いものがもし出たら…それを食べるしかありません。
結果的に症状がなかなか改善せず苦しい思いをする期間が長引いてしまいます。
③どうしても休めない時は?
無理に登園すると、お子さん自身もしんどい思いをしてしまうため、
回復してからの登園が安心です。
どうしても仕事を休めない場合は、
病児保育の利用が1番安心です。
住んでいる地域の病児保育を事前に調べておくとよいでしょう。
こんなときは無理せず休みましょう
- 嘔吐がある
- 下痢が続いている
- 食事や水分がとれない
- 元気がない
- 体調が安定していない
まとめ|回復してからの登園が安心
嘔吐や下痢がある場合は、無理をせず
おうちでゆっくり過ごすことが大切です。
症状が落ち着き、食事や水分がしっかり摂れるようになってから
登園することで、回復も早まり安心して過ごすことができます。
迷ったときは、子どもの様子をよく見ながら判断してみてくださいね。
また、嘔吐や下痢の時に役立つ
- 使い捨て手袋
- 消毒グッズ
などを事前に準備しておくと安心です。

